やりたいことをやり抜く人生を歩むには、お金と時間がないと実現できない。

事業の組織体制を作る上で、よく受ける相談が、組織内の人間関係の問題に悩む相談事がとても多い。

ここで学生時代と社会人の違いとして、社会に出れば、人間関係は作らないことがベスト。

学生時代は身内、近隣の親しい知人、幼馴染、親友、友達を呼ばれる相手に対しては利害関係は発生しないので、人間関係を作ることは大切だが、入社したり、事業組織構築では人間関係作りではなく距離感のある、冷静な判断がしやすい信頼関係作りをすることをお勧めする。

人間関係作ると、利害関係が発生した時、相手が自分の理想通りにいかなかったり、自分の描く理想の関係性が作れなかった時、相手を批判したり、裏切られたと思い込んだり、感情が入り、アドバイスや指導方法の判断基準を間違ってしまう危険性がある。

それが、組織内での人間関係の誤解を招いたり、集団心理により誤った情報、批判が広まり、批判された相手は疎外感を感じたり、自己嫌悪に陥いり相手の士気が落ちるし全体の士気も落としかねない。

エネルギーの強い相手だと、周囲を率いった対立が生じる可能性もあり、組織崩壊にも繋がる。

また、自分の理想を描くことや、人の理想を描くことは大切ではあるが、現時点の自分も相手も、理想の自分でも理想の相手でもないことの認識が必要になる。
相手の弱みや非を、相談されることも多々あるが、そこに気づいてあげれることは大切なことだが、相手の評価や批判をしているだけでは何の問題解決にもならない。

そこに正しい、間違いの概念ではなく、視点が違う部分での言い分で誤解を招いていたり、価値観が合わない場合もある。

また、相談相手が、人の噂や、評価に関しても、それを間接的に聞いた場合は、相手の情報を信頼するしない関係なしに、批判や評価されている当事者に直接話を聞いて冷静に判断する必要もある。

人間は誰もが、自分の過去の体験上の主観で判断してしまう傾向があり、感情が入ると判断基準を間違え、こちらが誤解したままの情報や自分の憶測で間違った伝え方になってしまい、そこに集団心理が働くと、批判、悪口、いじめに発展する可能性もある。

言い方、伝え方を間違うと、それを聞いた人たちが、誤解を招き、相手に対する偏見も生まれ、相手を傷つけたり信頼関係を失ったり、相手を孤立させてしまうし、組織全体の風通しも悪くなる。

そういった懸念を回避するためには、相談内容の情報が正確性のあるものなのか、当事者と直接話し合いすることが大切である。

まずは、相手の経歴、性分、強み、弱み、または、得意、不得意を理解した上で、どうしたら、相手のスイッチが入り、活躍できるのか?を常に考え提案する、発展性のある考え方が必要となる。

そのためには、自分の意見や相談内容を真に受けてアドバイスするのではなく、一旦、相手の言い分を聞いたり、相手を尊重し本音を聞いた上で、冷静な判断な元、相手の段階、性分を見てアドバイスしたり、人道に反することであれば、時には、厳しく注意喚起を促す勇気も必要である。

そして、優しい厳しいに関係なく、結果的に相手がやる気になったり頑張れる方向性に導ければ組織マネージメントできる人材になれる。

時には長期的に相手のことを思って、相手が短期的に落ち込むことも覚悟で嫌われ役を買って言うことができる人材はリーダーシップのきれる人材にもなれる。
ここで、一番考えないといけないことは、能力主義だけでは成り立たないのが組織であり、1人では何も実現しないし、少数の能力の高い人間だけでも大したこともできない。

どんな人間でも良いところを見つけてあげることは必要で、全員のスイッチが入る場所さえ分かれは、組織は活性化する。

これから、社会に出る青年たち、またビジネスをやっている青年たちは、社会でどうしたら良好な関係作りができて、どうしたら風通しの良い組織、発展性のある組織になるか?を常に意識し考え行動する習慣をつけて行くことが、やがては、理想の自分、理想の相手に到達し、自己実現の確率も高まるのではないかと思う。